■肺がんにも多くの種類がある
ひとくちに肺がんといってもさまざまなタイプがあります。現在、肺がんはがん細胞の組織型(顕微鏡なので見たときに区別される種類) の違いによって、大きく「小細胞がん」と「非小細胞がん」に分けられ、治療法も大きく異なります。
小細胞がんというのは、リンパ球に似た比較的小さながん細胞(
小細胞)からなっているタイプのがんのことです。小細胞がんは肺がん全体の15〜20%を占めていますが、がん細胞の増殖が速く脳や肝臓、副腎組織、リンパ節、骨などに転移
しやすい悪性度の高いがんです。しかし、抗がん剤や放射線照射による治療がよく効くタイプでもあります。
一方の非小細胞がんには「扁平上皮がん」、「腺がん」、「大細胞がん」、「腺扁平上皮がん」など、多くのサブタイプがあります。なかでも肺の末梢部分に
発生する「腺がん」は男性の肺がんの40%、女性では70%以上を占める最も多いタイプです。それに次ぐのが「扁平上皮がん」で、男性では40%、女性では15%を占めています。
したがって、肺がんと診断される大部分は「小細胞がん」、「腺がん」、「扁平上皮がん」だということになります。また、腺がんの場合は進行が速いものから遅いものまで 一様ではなく、扁平上皮がんの場合は気管支が肺に入った近く(肺門部)に多く発生するという特徴があります。 |
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