■タバコ以外でも肺がんになる
男性に比べて女性では肺がんになる人は少ないのですが、女性の肺がんの罹患率、死亡率は増加し、女性の肺がんによる死亡数は胃がんに次いで第2位を占めています(平成12年度統計)。女性の喫煙率は10%程度とされていますが、統計に出てこない"隠れ喫煙者"が少なくないことも指摘されています。また 受動喫煙による被害もその一因かもしれませんが、それらだけでは女性の肺がん増加は説明しきれず、肺がんの原因にはタバコ以外の要素があることを物語っています。
タバコ以外の肺がんの危険因子として大気汚染や、職業性に吸入される石綿(アスベスト)、6価クロムなどが知られています。大気汚染の場合、車の排気ガスに含まれるベンツピレンや芳香族ニトロピレンには発がん性があります。また肺がん患者が農村部より都市部住民に多いことも大気汚染が肺がんの原因として
重要であることを裏付けています。したがって肺がんを予防するためには、タバコ以外の発がん性物質の吸入にも関心を持つ必要があります。
また肉食中心の食事は肺がんだけでなくそのほかのガンのリスクを上昇させるといわれていますので、野菜や果物を十分食べるように心がけるとよいでしょう。
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